日本歯内療法学会に参加

2026年7月11,12日(土・日)に、福岡国際会議場(福岡県福岡市)にて第47回日本歯内療法学会学術大会が行われ、参加いたしました。
海外演者による特別講演では、Anibal Diogenes先生が歯髄・根尖周囲における神経生理学について解説されました。治療後も打診痛が残るメカニズムについて、神経生理学での科学的根拠とともに理解が進んでいることがよく分かりました。また、2日目のシンポジウムで登壇された豊福明先生(東京科学大学大学院歯科心身医学分野)も、中枢まで見据えた歯科医療の必要性について繰り返し強調されていました。
歯内療法学では感染と疼痛のマネージメントが治療成功において極めて重要です。口腔内診査やエックス線画像からは明らかな異常が認められていなくても慢性疼痛を訴える患者さんの場合、痛覚変調性疼痛として別の治療法を検討する必要が出てきます。当院でもそのタイミングを逃さぬよう、適切な診査・診断と、必要な場合の口腔顔面痛専門医との連携を行なってまいります。
学会期間中は副院長の吉田が大臼歯に歯髄保存処置(部分断髄)を行なった症例のポスター発表を行いました。ご発表お疲れ様でした。当クリニックでは、再根管治療だけでなく、初回の根管治療や歯髄保存治療、歯髄再生治療も行なっております。深在性う蝕や根尖周囲エックス線透過像が認められていても、歯髄の状況によっては歯髄保存治療を試みる症例もあります。ご自身の歯で治療に困っている方や痛みが心配な方は、当クリニックにかかりつけ歯科医院からご紹介いただくか、治療相談としてぜひお越しください。
来年の第48回日本歯内療法学会学術大会は、学術総合センター内 一橋講堂(東京都千代田区)にて行われます。大会長は新宿区四谷でご開業の澤田則宏先生で、実行委員長は当クリニック院長の田中が務めます。今年と同じく盛会になるよう、しっかりと準備してまいります。

