関東歯内療法学会サマーセミナーに参加

2026年9月3日(木)に、日本歯科大学生命歯学部 富士見ホール(飯田橋)にて、第29回サマーセミナーが開催され、院長およびスタッフ1名が参加いたしました。
今回は変色歯への対応がテーマで、須藤享先生(仙台市開業)と天川由美子先生(東京都開業)のお二人が症例を交えてその対応についてご講演くださいました。一般的に無髄歯の変色の場合、根管治療ののちに内部(歯髄腔)に薬剤を貼付して色調の改善を試みます。以前は過ホウ酸ナトリウムと高濃度過酸化水素水が用いられていましたが、近年では安全性の観点で過ホウ酸ナトリウムと蒸留水が用いられています。この組み合わせでも過酸化水素や活性酸素が発生し、ホワイトニング効果が得られます。また、コンポジットレジン修復を組み合わせることで色調を整える工夫もご講演の中で提示されました。質疑応答ではオフィスホワイトニング剤を用いてのチェアサイドインターナルホワイトニングとの術式の違いについてディスカッションが行われ、患者側の期待値と実際の術後の仕上がり・後戻りから、予知性を持って行う歯の漂白の難しさや、審美的な補綴治療と比較して低侵襲で済む歯の漂白のメリットなどが話題となりました。
関東歯内療法学会は、日本歯内療法学会から派生した支部団体で、冬の学術大会、夏のサマーセミナー、秋の臨床セミナーにて、日本歯内療法学会の会員・非会員を問わず広く門戸を開いて活動を行なっております。当クリニックの院長は常任理事として会の運営にも携わっております。大会長をお勤めいただいた日本歯科大学の興地隆史教授はじめ、大学関係者の皆様には会場および当日の運営に多大なるご協力をいただきました。誠にありがとうございました。