治療相談について
治療相談で
確認できること

治療相談で確認できる主な内容
治療相談では、現在お困りの歯に対して、口腔内診査、歯髄診査、エックス線画像診査、CBCT撮影を行い、現状を確認するとともにその様子をご説明し、治療の選択肢やそれぞれの処置内容、メリット・デメリットをご説明しています。
その際は、アニメーションや模型、ご自身のお口や歯の画像を用いて、できるだけ分かりやすくお話しすることを心掛けております。なお、歯を削ったり被せ物を外したりの処置は治療相談当日には行っておりません。
治療の選択肢の中に、神経の保存や根の治療が挙がる場合は、当院でお手伝いできる可能性があります。
なお、かかりつけ歯科医院との連携が必要となりますので、かかりつけ歯科医院がない場合はお申し付けください。
あなたのお口全体を拝見し、歯周病や補綴治療、予防歯科といった視点で、どのようなタイプの歯科医院があなたに合うか、ご提案させていただいております。
なお、通常の歯内治療であれば話がスムーズなのですが、「歯が割れていると言われた」「歯が割れているかもしれない」については、治療相談では結論が出ない場合があります。なぜなら、歯の破折の最終的な診断方法は「視認」であり、そのためには被せ物を外したり破折線を探索したりしないとわからないことが多いからです。
歯の破折疑いに対する除去・精査は、かかりつけ歯科医院が決まってからになります。
診察時に注目すべきポイント
治療相談の場合、今までの経緯や過去の治療内容については直接お話を伺う医療面接を通じて確認していきます。主に時系列でお話をお伺いいたしますが、ご自身でわかる範囲で、メモなどでまとめておいていただけますと医療面接がスムーズに行えます。
また、以前にかかった歯科医院からいただいた口腔内写真やエックス線画像の印刷物などがありましたらご持参ください。参考にさせていただきます。
治療相談がオススメの方

こんな症状・お悩みの方は、
治療相談をご検討ください
最近歯がズキズキとしみるようになってきた、歯の根のあたりの歯茎が腫れている、治療済みの歯に違和感を感じるようになった、といった症状は、歯内治療・根管治療が関係している可能性があります。
また、学校で他の生徒と出会い頭でぶつかって歯の怪我をした、スポーツや自転車での転倒で歯をぶつけた、といった、歯の外傷も歯内治療の問題に発展することがあります。
普段からお世話になっている歯科医院がないけれども、上記のようなトラブルに遭遇した際にどこに行ったらわからない、治療を受けるにしても繰り返しの治療にならないようにしたい、というご要望の方に、当院では「治療相談」として1時間の枠をご用意して診察を行っております。
診査ののち、現状と治療の選択肢、それぞれのメリットデメリットや、当院で行える治療の概要をご説明しております。
もしかかりつけ歯科医院があるようでしたら、一度そちらを受診いただき、担当医に専門医での治療を受けたい旨をお伝えください。紹介状をご用意いただけましたら当院にて責任を持って治療に当たってまいります。
迷っている方に伝えたいアドバイス
歯科治療は一般的にやり直しが難しい不可逆的な介入であることが一般的です。
歯内治療・根管治療は日本の歯科医院で広く行われている治療ではありますが、本来は治療の難易度が高く、繰り返しの治療になると歯の寿命を短くしてしまう恐れがあります。
近年では日本の歯科医療においても医科のように専門性が分かれてきており、必要な治療内容によっては患者さんの意思で受診先を選択できるようになってきています。特に歯内治療・根管治療は診診連携でかかりつけ歯科医院と専門歯科医院とで連携を取りやすい分野です。
かかりつけ歯科医院がない方や、普段の歯科医院に足を運ぶ前に、治療の選択肢についてしっかりと聞いてみたい方、歯が保存できるのかできないのかを確認したい方、そもそも治療に不安を抱えていらっしゃる方は、どうぞご遠慮なさらずに当院にお問い合わせください。